今時の転職事情を知る

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募集企業は増えるが、条件は下がらない

そして次に紹介するのはIT技術を利用した業務をこなす、Webデザイナーといった職業が該当する『クリエイティブ業界』についてだ。ものづくりをしたいと考えている人には長年愛され続けている、また定番とも言える人気の業界となっている。IT技術で、しかも実際にWebデザインを始めとした技術を独自に勉強している人もいるくらいに発展しているため、今後としても業界は新人が次々採用される機会は増えると言っていい。今年2015年ではクリエイティブ業界の人材募集については減るどころか、増していくと言われている。人気はあるものの、一方ではブラック企業という体質のせいもあって応募者が来ないという問題も見られているため、一概には言えない部分もある。それもこれも、インターネットを駆使した情報をまとめることで人気の企業から確実に人手が渡って行ってしまうため、中小企業などが苦しくなるのはどうにも避けられないところだ。

ただこの業界では基本、中途採用の場合は最低限Webデザインに関する技術と知識が利用できなければならないという、条件がある。中には未経験者歓迎といった触れ込みもある、その場合は最低限パソコンを扱えれば問題ないだろう。ただそれもほんとうにごくわずかの求人しか無い、大半が経験者であることを条件に設定しているため転職をするにしてもまずは最低限のクリエイティブ業界で生きていけるだけの技術などを身につけなくてはならない。

またこの条件に合っていないと採用しないとしているところもある。そのため、採用枠こそ増える傾向にあるが、採用されるためには必要な技術や知識などの条件が企業の求める理想の人材に適していなければならない。条件が少し違っていただけでも不採用とされてしまうので、自分で勉強することも忘れてはいけない。

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業界としては今後も伸びると予想されている

ただクリエイティブ業界については今後も成長の兆しは確かにある。パソコンとしてだけではなく、現在では日本人の半数が所持しているスマホが鍵だ。スマホを用いたサービスが続々と登場している中で、スマホ専用のサイトなどを始めとした開発・制作が頻繁に見られるため業績にしても、求人という意味でも多くの人が訪れることになるだろうとも言われている。

実際のところ、スマホが誕生したことでIT業界も一種の変革がもたらされた。パソコンを所持していない人はスマホを持って対応する事になり、またパソコンを持たなくてもスマホがあればパソコン専用のサイトも閲覧できるようになるほど、高ハイスペックな機種が続々リリースされたことで、パソコンを買わなくてもスマホがあればいいという人が出てきたという点だ。

企業にとっては千載一遇の好機と言える、スマホが普及したことで事業としての価値が示され、さらには部門として立ち上げるためにもドンドン人材を募集したいというところが出てきてもおかしいことではない。成功する・しないはこの際いいとして、転職を希望してなおかつクリエイティブ関係の知識を活かした仕事をしたいと思っている人には、今年2015年は躍進が期待できる年でもある。しかしそれも先に話したように企業が求める条件をクリアしていればの話だ。今から勉強するとなったら時間的に厳しい部分もあるが、努力でなんとかして見ると考えているがいればチャレンジをするだけの勝ちはある。

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仕事内容に注意を

クリエイティブ関係の求人を見ていると気づくことはまだある、それは企業によって採用された後の業務内容が微妙に異なっている点だ。何処の会社でもそうだが、転職者にとって採用された後の業務が即戦力を発揮できるものでなければ、未経験者を雇ったのも同じこと。面接の時にもそうした質問はされるだろうが、できるなら応募する前にまずは求人広告に掲載されている業務内容の欄をよく確認することを心がけたい。

例えばWebディレクターを募集していると言っても、企業によっては企画やマーケティングを主な業務としているところもあれば、UIデザインなどの制作に関する業務を中心的に行っていくかで、だいぶ意味合いと役職、そして業務内容の乖離性が出てくる。応募する際にはこうした部分にも注意を払って見るのはマナーとなっているが、見ていない人は本当に見ていない。

ただアルバイトや新卒ではなく、転職者となると業務内容を確認していない、つまりは待遇だけを重視して応募してきたのではないかと思われてしまう。ジョブホッパーと認定される寸前だ、前職の経験を活かしたいと本気で思っているのは構わないが、やはり応募した企業がどんな業務を任せたいのかをきちんと把握してから応募するように。赤っ恥をかくのは採用担当者ではなく、自分だというのを忘れないようにしたい。